昨日ガソリン添加タイプのカーボン除去剤を入れたので、本日は水平対向エンジン用のカーボン除去作業を弊社インプレッサGC8で行ってみました。
ガソリン添加タイプは主にヘッドのバルブや燃焼室に於いて効果を発揮するもので、本日行ったものはピストン、シリンダー、カムシャフトなどエンジン内部のカーボン除去に効果があります。
エンジンオイルにカーボン除去用添加剤を入れエンジンを掛けながらカーボン除去を行うのですが、最初にフラッシングを行ったあと新しいエンジンオイルに交換し再度フラッシングを行ったあとに抜いたオイルの状態の画像です。
最初に抜いたエンジンオイルは非常に真っ黒でしたが、この2回目も最初とあまり変化が無いほど汚れた状態で出てきました。
それだけエンジン内部が汚れていたという事でしょう。
と同時にカーボン汚れをしっかりと落としてきたという証拠でもあります。
ただしこの作業だけではピストンリング周りのカーボン除去が完全ではないので、走行用エンジンオイルに交換した際、別のオイル添加剤を入れます。
この添加剤は時間を掛けてピストンリング周りのカーボンも取り除いてくれる為、通常走行を行うだけでカーボン除去が行われます。
今日の作業を行ってみて驚いたのは、もともとアイドリング時の負圧がメーターで550mHg程度だったのが、作業後は600mHgまでになっていたことです。
これはピストンリング周りのカーボンが取れてリングが拡張した結果だと思われます。
またカチャカチャと騒がしかったエンジン音が静かになったことです。
特に左バンクのヘッド付近が一番静かになりました。
今までの直列エンジン用カーボン除去を行われた車両でも、ガソリン添加剤とエンジンオイル用添加剤は使用可能なので、継続したカーボン除去を望まれる場合に、ご使用をお勧め致します。
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