2013年09月14日

左足ブレーキって必要?

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タイトル通りですが、以前お客さんを乗せてオートマチックトランスミッション車(AT車)の運転をしている時に、「左足ブレーキ使うんですね」と言われ、続けて「左足ブレーキって必要なんですか」と質問されました。

その時は「必要か否かは別として、免許を取って運転を始めた時から左足ブレーキなので、これが普通になっています」とお答えしました。
実は免許を取ってすぐにAT車に乗る機会があり、ブレーキペダルの大きさがマニュアル車(MT車)のブレーキペダルよりも横幅が大きかったので、クラッチを踏まない左足でブレーキを踏めば良いのだろうと勝手に思い込んでしまったのがキッカケだったのです。
自分の場合MT車の時は右足でブレーキペダルを踏むのですから、一般的には奇異に見えますよね。

更に続けて「急ブレーキの時って、右足も一緒にブレーキペダルを踏むんですか?」と聞かれましたが、急ブレーキの時の右足はブレーキペダルに足を補助的に乗せる程度であって、踏力としては働いていないような感じでした。

自動車学校ではAT車の場合でも、MT車同様ブレーキペダルは右足で踏むことと教わってきましたが、左足でブレーキペダルを踏めるようになれば(適切な制動力をコントロール出来れば)特に問題は無いと個人的に考えています。

要は右足で踏む場合であろうと左足で踏む場合であろうと、適切な制御が可能であればどちらでも構わないというのが結論でしょうか。



--注意--
通常右足でブレーキペダルを踏まれる方が左足で踏んでみようと思われる場合、非常に危険が伴いますので、一般道(公道)では絶対に行わないで下さい。
広い場所など他の車両や人の迷惑にならない所で安全を確保した上で試すようにして下さい。






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2011年08月17日

クラッチジャダー


クラッチジャダーに関するお問い合わせがありましたので、一例を挙げてお答えします。

クラッチジャダーとはクルマを発進させる際の半クラッチ時に、小刻みに繋がったり離れたりを繰り返して、車体に振動が出る現象のことです。

これは純正クラッチでも強化クラッチでも発生しますから、対応の仕方としてエンジンを始動しサイドブレーキを引いて車両停止状態でクラッチペダルを踏み、シフトレバーを5速又は6速に入れて半クラッチ状態を行います。

その時アクセルペダルを少し踏み、エンジン回転を1,500rpm程度まで上げて半クラッチで300〜400rpm程下がるくらいで止めます。
この状態を2〜3秒行えば、ほとんどのクラッチジャダー現象は止まるはずです。
1回で止まらなければ2回目を行ってみて、それでも止まらない場合は中止します。
ディスクの接触面を少し焼くことで原因となる部分を消去する方法ですが、2回行っても止まらない場合は、原因が別のところにあるはずです。

ただしメタルディスクの場合は摩擦材の特性とダンパーの有無の関係で、止まらない事が多いのでこの対応方法はあまりお勧め出来ません。

純正のクラッチでジャダーが出る場合、フライホイールの接触面やクラッチカバーのプレッシャープレートの接触面の荒れや焼けが多いようですが、以前経験したのはクラッチディスクのダンパーがダメになっていてジャダーの原因になっていたのもありました。

何度もジャダー現象が出るようになってくる場合は、クラッチの交換時期と思ったほうが宜しいと思います。



*注意*
上記の対応方法は、全てのクラッチに対応しているものではありませんので、実際に行われる場合は全て個人の責任の下でお願い致します。
万が一何らかの不具合が生じたり事故が起こっても弊社は一切の責任を持ちません。



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posted by アムロジン at 17:00| Comment(2) | Q&A