2022年07月26日

ホイールバランサー 較正

弊社で使用しているホイールバランサーの定期較正を行いました。

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インプレッサ純正16インチホイール&タイヤを較正専用として保管しており較正用バランス調整を行います。
打ち込み式のバランスウエイトが使用出来るホイールが指定されているため、このホイールを選択しています。
8時方向の打ち込みウエイトだけではアウター側に2gが残るため、分割タイプのウエイト用クリップとテープの重さで2gを作っています。



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インナー側も打ち込みウエイトだけでは0gにならないので、ウエイト用クリップとテープを貼って0gに調整します。



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ダイナミックバランスで0g



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スタティックバランスで0g



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較正を行う際に使用するウエイトも較正用に100gピッタリに合わせたものを準備しています。
説明書には1本もので100gを使うようにとの指示ですが、1本もので100gピッタリのウエイトが存在しないため、40gを2個と20gを使って100gになるように電子秤で計測しています。



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バランサーの指示によって指定された場所に100gのウエイトを打ち込みます。
この状態で4回続けて計測を行うことで、較正の判定が出ます。



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インナー側が0g表示




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アウター側が100g表示

この表示が出たことで、較正は終了。



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較正の終わったバランサーの状態を確認するため、フィットRSのフロントタイヤを計測してみました。
3月に新品タイヤを装着し約2,000km走行した右フロントタイヤのインナー側は0gの測定結果。



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アウター側も0gという測定結果でした。
新品タイヤを組み込んだ時の状態で0gに調整してあったのがそのまま維持されているようです。



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右側同様に左フロントを計測してみるとアウター側に10gのアンバランスが表示されました。



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左フロントのインナー側は5gのアンバランスが出ました。

アウター側もインナー側もそのまま表示されたウエイトを貼らず、貼り付けてあった元々のウエイトを外してから再測定し、それぞれ新しいウエイトを貼り付けて作業終了です。

左フロントタイヤが右フロントタイヤよりも摩耗具合が大きいため、アンバランスが発生したものと思われます。

ワインディング走行はどうしても右コーナーの方が少し攻め気味となるため、左フロントタイヤに負荷が掛かっているのでしょうね。






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2019年11月15日

エアーコンプレッサー オイル交換

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エアツール、アライメントリフト等で使う圧縮空気を作るエアコンプレッサーのオイル交換です。
空気を圧縮するエアコンプレッサーは自動車のエンジンと同じような構造であるため、潤滑・冷却・清浄と圧縮漏れを防止するための専用オイルをオイルパンの中に溜めています。

毎年この時期にオイル交換を行っていますが、注入するオイル量が1.1L(リットル)に対し、抜いて出てくるオイル量が約1Lになります。
1年で0.1Lが消費されていることとオイルの色も褐色になっているため、ちょうどこのタイミングでオイル交換しています。

静音のパッケージ型であるため夏場などかなり高温な条件の下、確実な圧縮空気を作り続けてくれるのもコンプレッサーオイルが頑張ってくれているからであり、新しいオイルに替えるだけで新品時の性能を維持してくれます。

機械である以上メインテナンスを怠れば性能低下は目に見えてくるので、これからも定期的に交換することに変わりないですね。






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2019年07月03日

コンビネーションレンチ

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新たにコンビネーションレンチを購入しました。
上が18mm、中が16mm、下が15mm

超ロングコンビネーションレンチの16mmが新顔です。
メーカーはシグネットで、18mmと15mmは従来からアライメント調整で使っており、今回必要に迫られての16mmです。

今まで他メーカー製の16mmを使っていたのですが、緩める(締める)際の力加減に不安を感じたため、使い勝手の良いシグネットを追加で導入。

シグネットを使う理由のひとつにメガネ側口径部のボルトやナットへの接し方(当たり具合)が優しく感じられ、締め付けるあるいは緩める時の力の入れ具合に不安がないといったところでしょうか。

15mm、16mm、18mmといった輸入車規格のサイズに合うような作りなのかもしれませんが、アライメント調整で欧州車の多くに採用されているサイズであるため、余計にそう感じるのかもしれません。

実際に使ってみることで工具とボルト&ナットとの相性の良さを判断していますが、他のサイズとして17×19の超ロングストレートメガネレンチもシグネット製で持っており、上記3サイズ以外でも相性の良い工具と判断できることから、そういった工具を見つける事も整備の中での楽しみといえますね。






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2019年06月22日

NEW スナップリングプライヤー

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新しいスナップリングプライヤーを購入しました。
全長が320mmあり、最大140mmのスナップリングまで使用出来る製品です。

画像のスナップリングは、先日作業を行ったレクサスISFにクスコLSDを装着した際の純正スナップリングです。
(直径108mm)
今まで何度もこのタイプのLSD装着でスナップリングを脱着してきましたが、今回の作業でスナップリングプライヤーの経年劣化による先端部分折損という事態に陥り、途中で作業が中断してしまうというハプニングが起きてしまいました。
すぐに別のスナップリングプライヤーを使って事なきを得ましたが、この時使用したプライヤーでは作業性が悪かったため、新しく買うことにしました。

今回購入したものは元々の物より少し大きい寸法でスナップリングのサイズに見合ったもので、実際に画像のスナップリングを掴んでみたところ、すんなりと縮まり作業性が良いようです。

いずれ同様なLSD組み込み作業依頼があった場合でも、これで問題なく作業を進めることが出来そうです。






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2018年08月08日

メガネレンチ 破損!

固く締まったナットを緩めようとロングメガネレンチを使って力を入れた瞬間「パキッ」という音と共にメガネレンチが割れて破損。

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上が新品のレンチで、下が割れたレンチです。
長い間使ってきたスナップオンの超ロングストレートメガネレンチで、17X19の17o側で12角であるため、強力なトルクを掛けたために薄肉部分で割れたようです。

このナットの規定締め付けトルクは 100N・mなのでメガネレンチで緩められないはずはなく、今回のようにレンチが破損するほどの締め付け具合は、トルクレンチを使わずに手だけで力一杯締めたものと推測できます。

結局メガネレンチで緩める事は出来ず、6角のインパクト用ソケットレンチとロングスピナーハンドルでようやく緩みました。

画像上の超ロングストレートメガネレンチの新品は、スナップオンよりも少しだけ寸法の長いカナダのシグネット製で、12角はフランクドライブ形状であるため、使い勝手は変わりません。
既に何本もシグネットの製品を使っていますが、アライメント調整で使う場合にとても重宝しています。






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2017年11月22日

タイヤチェンジャー 修理

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タイヤ交換の際に使うタイヤチェンジャーの一部機能に支障が出た為、メーカーさんに修理を依頼しました。

タイヤのビード部分をホイールから落とす作業で使うビードブレーカーの内部でエアー漏れが発生し、他の部分のエア圧が下がり作業が出来ないという事態に。

部品と時間があれば自分でも修理は可能だと思いましたが、餅は餅屋ということわざがあるように、メーカーさんにお任せで作業をお願いしました。

実際に作業を開始されてからものの40分ほどで「完了しました」と言われ一瞬信じられませんでしたが、ピットに行ってみると、間違いなく完了しており、さすがは「プロ」と感じました。

今回作業をされたメーカー担当のOさんとは長いお付き合いですが、いつも機械関係で助けて頂いており、常に迅速な対応に頭が下がる思いです。

Oさん、これからも宜しくお願い致します。






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2015年10月26日

サービス ジャッキ

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ピットで使用するサービスジャッキ(油圧ジャッキ)を新調しました。
2台のうち手前の赤いショートタイプが今回採用した「マサダ SJ-20S-3」2tジャッキです。
代車のハイゼットをジャッキアップしてみましたが、レバーの抵抗も小さくサクッサクッと上昇するので、仕事の効率も良くなりそうです。

奥のオレンジ色のジャッキは今まで使っていたもので、オイル漏れのため修理用部品の手配をしましたが、メーカーが倒産した事により部品が無いとの返答だったため、修理不能になったものです。
オイル漏れを起こす前からエアーによる上昇が出来ずレバーのみで作動していましたが、オイル漏れで作動しないジャッキでは仕事にならないため、新品購入となったものです。


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メーカーは「オリオンテクノ」で部品の供給がされないので廃棄処分しますが、自分で修理することが出来る方がいらっしゃるのでしたら、このまま現状にてお譲り致します。
発送はしませんので、引き取りにいらっしゃることが条件でお渡しします。

ご希望の方は、下記の電話番号までご連絡下さい。






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2015年06月13日

トルクレンチ

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センターロックホイール車両の入庫があり、その際必要なトルクレンチを持っていなかったため、新規にトルクレンチを導入しました。

測定範囲・・・・140〜700Nm
差込み角・・・・3/4インチ(19.05mm)
最小目盛・・・・2.5Nm
全長・・・・・・1088mm
重量・・・・・・5.94kg


昨日使用しましたが、それなりの重量がある事と、センターナットを単に締め付けるだけでなく一旦緩めてから再度締め付けが必要なため、作業中に腕が疲れてくるという事態に陥りました。
単純に体力不足なだけだと思うのですが・・・

名誉挽回でいえば、このトルクレンチの良いところは、右回転と左回転の両方で使用することが出来るので、トラック&ダンプカーなどの左回転締め付けにも使えるというメリットがあります。
弊社ではトラック&ダンプカーの入庫も整備もしませんので、たぶんその恩恵にあずかる事は無いと思いますが、必要に応じて使う場面も出てきそうです。






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2014年02月08日

チェンジャー・バランサー 新規導入

長期間に渡り使ってきたエアー式タイヤチェンジャーを一般的なターンテーブル式タイヤチェンジャーに入れ替えしました。

従来のエアー式が使用不能になった訳ではありませんが、知人の方よりターンテーブル式を譲って頂く事になったので、エアー式に替わっての導入となりました。

ターンテーブル式のタイヤチェンジャーも以前使っていたので使い方に不安は全くなく、更にロープロファイルタイヤ向けの補助アームが装備されているため、格段に作業効率がよくなりました。

ただし、20インチまでのサイズが上限であるため、それ以上のタイヤ&ホイールには対応出来ません。


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タイヤチェンジャー






ホイールバランサーも同時に譲って頂いたのですが、これも従来のバランサーが使えなくなった訳ではなく、持ち運びの可能なバランサーであったので導入に踏み切りました。

このバランサーも使っていた経験があるので、使い方の不安は全くありませんでした。
100Vの電源さえあればバランスを測定できるので、必要に応じて持ち運びの出来るのがメリットです。

ちなみに従来のバランサーで調整したタイヤ&ホイールをこのバランサーで測定してみましたが、アンバランスは出ませんでした。
従来のバランサーについても定期的な校正を行っているので、正確な測定が出来て当然ですが、2台のバランサーがあることで、少しでもホイールバランスにおける不安材料を無くせるという安心感があります。

将来的にサーキットまで持ち込んで、測定&調整が出来れば良いかなぁ・・・と考えています。


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ホイールバランサー






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2013年10月28日

新規調達品

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サスペンション交換及びアライメント調整時に必要な工具を見付けては調達するという事を最近ちょくちょく行っています。

画像の工具も作業時絶対に必要なものではありませんが、あれば便利でとても重宝するものです。

単品で使うことはなく、他の工具と組み合わせて使うようにし通常の工具の入らない部分などで色々組み合わせて使います。

他にも欲しい工具が色々あるので、順に揃えていく予定です。

これで作業効率が上がれば言うことなしなんですが、なかなか上手くいかない事もあり、頭を悩ませながらいつも作業を行っているのが現実です。

でも頭を悩ませながら作業するのも好きなんですよねぇ〜






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2013年10月14日

ようやく入手出来ました

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アライメント作業を行うのに便利な工具を以前から探していて、ようやく手に入れることが出来ました。

絶対に必要なものではありませんが、この工具があるのとないのでは作業の効率が変わってきます。

各サイズで揃えてみましたが、一般的に通常使わないようなサイズの13・15・16・18などもあります。

このサイズはヨーロッパ車に多く使われているものなので、これからは効率良く作業が出来そうです。



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こちらも絶対に必要なものではありませんが、やはり作業の効率が変わってきます。

これはリヤサスペンション用の工具で、お客様のSさんのご好意で頂いたものです。
リヤだけでは効率が悪いのでフロント用も注文しました。
前後で揃えば、鬼に金棒・ツインカムにターボです。(カリーナの古いCMなので知らない人が多いかな?)


明日はSさんの86のアライメントを行います。
今月末に富士スピードウェイで行われる走行会に参加されるということなので、しっかりと踏んでいけるセッティングを目指します。






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2010年10月07日

これは便利!

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とある作業で、なかなか固定できない状態の物があって何とかしたいと思い色々と物色していたらこんな物がありました。

ベルトを使った単純な構造ですが、これハッキリ言って使えます。

もともとよく似た物を作って使っていたのですが、紛失してしまい、もう一度作るのには溶接機が無いので困っていたところ、これを見つけました。


う〜ん、これを考えて販売した人に拍手!

って以前から売ってたみたいね。
知らんかったのは自分だけ?
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2010年09月30日

テスター導入

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電装系統の点検に必要なマルチテスターを導入しました。

テスターでは一般的な抵抗の測定だけにとどまらず、電圧や電流も測定できるので、自動車の発電機であるオルタネーターの発生電圧、電流を確認することが可能で、充電系統の点検を行なうことが出来ます。
特に配線を切断することなくテスターを配線にクランプするだけで電流測定が出来るので、オルタネーターの出力電流だけでなく、バッテリーへの充電電流も確認することが出来ます。

また電気負荷を掛けた時の最小/最大電圧と最小/最大電流も記憶されるので、使い勝手が良く点検の結果を導きやすくなっているので、バッテリー不良なのかオルタネーター不良なのかの判断が付きやすくなります。

バッテリーを交換したけれど、すぐバッテリー上がりを起こすとか、走行距離も延びてきて充電系統に不安があるというような場合の点検には持って来いのテスターなので、気になる方は是非ご相談下さい。




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